関越バス事故 バス会社の運営状況とバス業界全体のひずみ

 関越自動車道で乗客7人が死亡。39人が怪我をしたバス事故。

 陸援隊社長が記者会見から業界。中小零細企業の競争のひずみからうまれたバス会社の運営に思えてならず、他人事とは思えません。
 事故でお亡くなられた方。

 ご遺族に心よりお悔み申し上げますとともに、

 現在も治療されている方々に心よりお見舞い申しげます。


 5月6日の陸援隊社長記者会見。

 これまでの報道内容を見るに、運送事業の名義貸し。

 運送事業法に禁止された日雇い雇用。

 この他数多くの法令違反の報道が成されています。

 これを悪質と切り捨てる言葉は簡単です。

 しかし、実際に日雇いという不安定な就労条件でも雇用されという状況が既に成り立っているという状況。

 これは偽装派遣。

 派遣法に定める禁止された職業へ派遣することとなんら変わりない状況です。

 派遣会社も好んで違法派遣をしているわけでもなく、

 運送会社も好んで日雇い雇用をしていたわけでもないでしょう。

 安定的に収益の確保が難しいから常用雇用が出来ない。

 運送会社で安定した仕事を見つけられないから日雇いでも勤務する。

 薄利。低待遇。不安定。

 これらのしわ寄せが業界を問わず中小企業に大きな歪としてのしかかったと思えてなりません。

 自由競争も大切です。

 しかし、業務が疎かになる行き過ぎた競争が横行することが残念でなりません。

 私が在籍する警備業をはじめ、

 多くの業界で明日は我が身を感じた方も多いのではないでしょうか?

 なお、管理人こととあるは陸援隊を擁護する立場ではないことを申し添えておきます。

 如何な状況といえど、本来業務が疎かとなる状況。

 禁止された名義貸しについては、どのような理由があっても正当化できるものではありません。


<以下 読売新聞 記事>
・2012年5月6日13時18分配信
「違反認識しながら運行…陸援隊社長が記者会見」
 群馬県藤岡市の関越自動車道で乗客7人が死亡したツアーバス事故で、バス運行会社「陸援隊」(千葉県印西市)の針生裕美秀(はりうゆみひで)社長が6日、東京都内で記者会見した。

 針生社長は、自動車運転過失致死傷容疑で群馬県警に逮捕された河野化山(かざん)容疑者(43)について、「(今回の乗務の前に)3日間休養させていた。日常業務についても今年は月に100時間程度なので、過労運転になるようなものではない」と述べ、勤務状況に問題はなかったとの認識を示した。

 午前11時に始まった会見で、針生社長は冒頭、「深く深く、本当におわび申し上げます」と頭を下げた。河野容疑者の勤務実態が道路運送法で禁止された「日雇い」にあたるとの指摘について、針生社長は「日雇いではないが、正式な雇用契約もない」と釈明。同席した弁護士は「外形的には日雇いにあたる可能性がある」とした。

 また、針生社長は、関東運輸局に36の法令違反を指摘されたことを明らかにした上で、「約20については自分でも認識していた」と、事故前から違反を認識しながら運行を続けていたと説明。27日に金沢市内で被害者向けの説明会を開くことを明らかにした。
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