AED救命事例と警備員研修における功績

  平成23年5月15日、社団法人和歌山県警備業協会において、特別講習施設警備業務2級の事前講習会にて、受講者の1人が心肺停止状態に陥り、協会講師の2名が胸骨圧迫とAEDを使用して対応。一命を取り留めたという事案がありました。
 講習会実施にあたり、常に会場にAEDを携行する体制をとっていた警備業協会。急迫した状況において、適切な処置を実施した協会講師の2名。
 大変すばらしく、心より賞賛したいと思います。
 また、救護された方も無事回復されたとのことで大変喜ばしい限りです。

 ただ、今回あえて警備員日記で特筆したいことは、警備員の国家検定資格に関する事前講習会に置いて、AEDを使用する事例が発生したことにあります。
 警備員の検定資格取得を目指し、これから有資格者として歩む多くの受講生がいる中、救急法・応急手当(AEDの使用)の事例を目にしたことは、非常に大きな意義があったのではないでしょうか?
 教育を実施すれど、受講者にとって実感がわかないことが多いのも事実です。
 単に、教えられた実技だ出来れま良い。
 訓練を軽視し、真剣な姿勢で取り組めない受講生も多くいます。

 その中で今回の事例は、警備員としての役割について、その重要性を認識させ、
 また、協会講師が身を持ってあるべき警備員像を示したと言えるのではないでしょうか?

 警備員が応急処置を施す機会は、一般の方が想像するよりもかなり多く、毎年複数の警備員がAEDを使用する等した救護活動を行っています。

 今回の一件、単に救助活動を実施しただけでなく、
 警備員教育について非常に大きな功績を残した事例であったと思われます。
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コメント

ほんとそう思いますφ(.. ) メモメモ

僕も何年か前、札幌市消防局が主催する
普通救命講習を受講した際にAEDをはじめて使用しましたが
使い方・・・もう忘れてしまいました・・・(*´Д`)=з

>ほんとそう思いますφ(.. ) メモメモ

 キムニール=ヤングさん、こんにちは。
 共感してもらえてありがたいです。
 AEDは新しい機材ですのでいざ使用となると抵抗感も大きいかと思います。一度触れたことがあるのと無いのでは、初動対応に大きな差があると思います。
 使う機会がないことが望ましいですが、いざという時に扱えるよう、多くの方が触れる機会がほしいですね。
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