防火設備。初期消火行う設備と安易に考える警備員もいるでしょう。
しかし、消火器等の使用と比べられないほどの力が加わるため、十分に構えないと大変危険な設備です。
施設警備業務1級において2号消火栓の取扱訓練をした警備員も多いでしょう。
しかし、多くの施設に普及する1号消火栓について放水訓練を実施したことのない警備員も多いのではないかと思います。
1号消火栓・2号消火栓の放水量は、それぞれ 130L/min・60L/min。
1号消火栓は2号消火栓の倍の放水量があります。
このため、必要とする構える力も異なります。
指導する側は、単に取り扱い方法を教えるだけでなく、ぜひ実際に放水訓練を行い体感させて下さい。
また、放水訓練が出来ない場合でも腰にしっかりを構える点。そしてその必要性を十分に指導して頂ければと思います。
参考までに、一度訓練をしておけば「こんな感じ。」と、納得する程度の圧力です。大切なことは、その感じを知らずに横着を行うことが危険ということです。
今回の事故、水よりも重量もあるコンクリートであったこと。
さぞ恐ろしい光景だったのでしょうね。
以下、産業新聞 記事
・2011年9月8日21時03分
「生コンホースが襲う 東京・目黒の首都高工事現場で5人死傷」
8日午後5時半ごろ、東京都目黒区中目黒の首都高速道路中央環状線の建設工事現場で、作業中の作業員、三ヶ尻雄樹さん(35)=品川区小山=が制御を失ったホースで頭を強打して意識不明の重体となり、間もなく死亡した。他に23~48歳の男性4人が軽傷。警視庁目黒署で詳しい状況を調べている。
同署や東京都によると、地下部分にホースでコンクリートを流し込む作業が終了した直後、何らかの原因でホースの結合部分が外れて、作業員が跳ねたホースで体を強打したり、高圧で飛び散った生コンクリートを浴びたりしたという。
都などによると、現場は、大橋ジャンクションと大井ジャンクションをつなぐ建設中の品川線で、地下道換気施設の整備工事が行われていた。
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