・発生日時
平成28年8月14日午後2時ごろ
・発生場所
高知県南国市のレジャー施設「巨峰園」
・プールの概要
大回転造波プール 円形の直径58メートル
水深:最深部1.3メートル
男児が発見された場所1.2メートル付近
・要救助者
幼稚園児の4歳男児
・容体、事故状況
プールの中央付近、水深約1.2メートル付近に沈む男児を遊泳中の利用客が発見。
病院に搬送されたが3時すぎに死亡が確認された。
・その他
男児は1人でプールに入り、溺れたとみられている。
家族5人で来場し、着替えて家族とシャワーを浴びている途中で走っていなくなり家族が探していた。
亡くなった男児につきまして心よりご冥福をお祈り致します。
今回の事故については、
家族5人で施設を訪れ、水着に着替えて家族とシャワーを浴びている途中にいなくなり一人でプールに入り溺れたとみられています。
プール監視の経験上、
家族と来場した際に、興奮した子供が家族より先に更衣室を飛び出してプールに走ってくることは良く見る光景です。
このため、
入場制限が必要な深いプールがある場合、更衣室などからの動線上には入場制限にかかる子ども単独で通ることが無いよう、家族の同伴などを確認する専門の監視員を配置することで事故を予防することがあります。
このような事故が発生することが無いよう、
入場制限が常に適切に維持されるよう子供と保護者の付き添いには十分注意を払うことが事故防止に重要となります。
こども単独の入水の予防については、
動線上の監視点では、
・更衣室からプールへの動線
・休憩場所からプールへの動線
・幼児用プールから深いプールへの動線 など。
この他の注意点では、
入水時に保護者がついている場合でも途中で保護者のみが離れて休憩等に行き離れることもあります。
深いプールでは遊泳中の子どもに対して常に保護者の存在を目視で確認するなどの行為を継続することで防ぐことが出来ます。
遊泳中でも入水制限のあるプールで保護者が確認できない時、必要に応じて様子を伺う。
話しかけて保護者を確認することも事故防止に役立つ監視方法です。
本年プール事故については、
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2016年(平成28年)プール事故事例の一覧
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