先日より警備員による不祥事の報道が続いています。
・8月31日 京都府警城陽署は、
7月9日午後9時35分ごろ、駐車場に置いていたプラスチック製ケースに火を付けケースなどを焼いた疑いにより、建造物等以外放火の疑いで警備員の男(49)を逮捕しました。
・8月23日 佐賀県警唐津署は、
8月22日午後2時20分ごろ、列車内において、女子高校生を手提げかばんの底に隠していたスマートフォンでスカートの中を撮影した疑いにより、佐賀県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで、男性警備員(54)を逮捕しました。
・8月21日 郡山北署捜査本部は、
5月15日正午ごろ、郡山市逢瀬町の山林で、元同僚の警備員(25)を殴るなどして殺害し遺棄した疑いにより逮捕しました。
・6月17日 埼玉県浦和署は、
5月27日午前7時5分ごろ、さいたま市のコンビニエンスストアで、不正に入手した他人名義のキャッシュカードを使用して不正引き出しを行いにより、犯罪収益移転防止法違反容疑で男性警備員(21)を再逮捕しました。
警備員が起こす犯罪(不祥事)の発生については、
警備員の待遇などの実態については世間から除外され、
単に職業の性質と名称から本人だけでなく、会社や同僚。その家族にまで非常に大きな影響を与える大事件です。
このため、警備会社ではこのような問題が起きないよう、
資質向上に関することが警備業法施行規則でも定まる必須教育科目でもあります。
しかし、実際にこれを防止することは非常に難しく、どこの警備会社もが抱える大きな難題です。
教育という場を用いても、
資質向上という目に見えず、また警備員個々人の意識に関わる内容について大きな成果を得ることは難しいのが実態です。
相次ぐ不祥事発生に際し、
不祥事・事件が警備員個人。会社。その家族などに与える影響について、
警備員夫々が改めて考えることは、資質向上とつながる意識改革へ施策の一つとなります。
相次ぐ不祥事発生について、同業者としては非常に残念なことです。
このような流れが続くことがなく、また自社や関係する同僚の身に降りかかることがないようにしなければなりません。
警備員指導教育責任者等の教育等に関わる立場においては、
警備業法に基づく教育に拘ることなく、
適時指導などによる不祥事発生周知とその影響の認識させる。
一日がかりの纏まった警備員教育という概念にとらわれず、
受け手側が不祥事について身近にとらえることができるタイミングなどにおいて、
業務後等に少数規模で短時間の教育を行うなど、教育方法を改めるなど工夫を凝らし、効果を高めなければなりません。
実感のわかない意識改革に関することは、
身近に感じるタイミングと、自覚する雰囲気を演出することも効果を期待する上で重要に感じます。
資質向上については、
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資質向上の教育
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