東京都墨田工業高校においてプールに飛び込み首を骨折。不適切な飛び込み指導。

 2016年7月14日

 東京都墨田工業高校において

 高校3年生の男子生徒(18歳)が水泳の授業でプールに飛び込み首を骨折。

 胸から下がま麻痺し、入院する重大事故が発生。
 2016年9月27日より報道された事故。

・発生日時
 2016年7月14日 午前10時ごろ

・発生場所
 東京都墨田工業高校

・プールの概要

・要救助者
 高校3年男子生徒 18歳

・容体、事故状況
 首の骨を折る大けが。胸から下がまひした。

・その他
 保険体育の教諭の指導でスタート地点から1メートル離れた地点に約1メートルの高さにデッキブラシの柄を掲げ、生徒に柄を超えて飛び込むように指示。
 生徒はプールの底で頭を打ち、救急搬送された。プールは満水時1.2メートルの構造だが、水を減らし1.1メートルの状態であった。水深が浅かったことについて、学校側は「注水に時間がかかる」という理由であった。
 生徒は、飛び込みを練習をはじめ5回目の授業で経験が少なかった。


 繰り返されるプールの飛び込み時の事故において、本件で特筆すべき点については次の通り。
 ・明らかな教諭の指導の中で事故発生したこと。
 ・通常時のプールの水深1.2メートルより浅い1.1メートルについて、学校側で把握した状態であったこと。
 ・教諭の指導内容について、デッキの柄を飛び越えるように指示しており、危険とされる空中高く飛び込む行為を誘発する指導内容であったこと。
 これらから教育現場で管理された状態で発生した事故です。教育現場において危険がある不適切な指導がなされる状態について改善が求められます。


 プールの飛び込み事故に関しては、
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