電動シャッターに関する事故では、
昨年(2017年)9月に横浜市のスーパーにおいて警備員が死亡した事故が記憶に新しいところです。
施設警備をはじめとした警備業では、施設の閉鎖・施錠に伴い電動シャッターを操作することが多くあります。
電動シャッターの操作では、
・シャッター閉鎖中の安全を確保すること。
・シャッター閉鎖まで確実に見届けること。
・シャッターの軌道上に看板等の物がないこと。
などを操作する警備員に対して教育を行い使用しています。
今回の消費者事故調の報告書では、
主な事故原因について、
・障害物感知センサーなどが装備されていなかった。
・安全装置が故障していた。適切に作動しなかった。
・経年劣化によりチェーンが切れた。 などが報告されています。
この他報告書の内容で特筆すべき点としては、
1995年(平成7年)以前の電動シャッターは安全装置が付いていないものが多い(1995年(平成7年)頃から安全装置(障害物を感知する装置として座板スイッチ)が標準装備されるようになった。)という点。
警備先の古い施設に設置されたシャッターの中には、安全装置が装備されていない未だに1995年(平成7年)以前の古い電動シャッターも残るのではないでしょうか?
また、安全装置がある場合でも、安全装置が適切に作動せずに事故となったケースもあり過信することはできません。
普段業務で何気なく警備業務で操作する設備ですが、電動シャッターは重量があるため、挟まり事故が起きるとその半分が死亡する。という非常に大きな事故につながること認識し、取り扱わなければなりません。
施設警備及び安全に関する教育の参考になれば幸いです。
警備員の死亡したシャッター事故については、
過去記事:
シャッターに挟まれ警備員が死亡 横浜市南区スーパー
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