・発生日時
2019年7月30日午後
・発生場所
兵庫県尼崎市の市民プール
・プールの概要及び状況
競技用プールで20~30人程度が利用
縦50メートル、横16メートル、深さがおよそ115センチ、最深部で140センチ
・監視体制
監視員2人が監視
・要救助者
尼崎市の男子高校2年生(17歳)
・容体・事故概要
プールの壁際であおむけの状態で浮いていた状態で監視員に発見された。
溺れた男子生徒は1人で泳ぐ練習をしていたとみられている。
監視員は救出する約10分前には生徒が泳いでいるのを確認していた。
2019年も夏季となりプールシーズン入りましたが、これまで重大な事故報道が少なく安堵してましたが、兵庫県尼崎市において重大なプール事故が発生しました。
通常、競技用プールで児童以外が利用する場合、プール事故の発生は比較的少なくなります。
本件事故では、
・競技用プールであったこと
・溺水者が高2男子であったこと
・溺水者に一定の遊泳能力あったこと(事故が発生する前に監視員は泳いでいることを確認している)
・プール利用者が20~30人程度少なかったこと
など、プール事故が発生する可能性は非常に少ない状態であったことが予想されます。
事故原因については解明されていませんが、プールでは些細ことがきっかけの事故であっても、そこから命に関わる溺水事故へと繋がります。
一見して事故発生がリスクが少ない場合でも、プール監視行為など安全に関わる時には気を引き締めて業務あたらなければいけません。
8月に入り夏季のプールシーズンも折り返し。
プール監視業務は暑い中で大変な仕事ですが、残る期間を担当するプール施設において重大が事故が発生することがなく終えることが出来るよう、がんばって下さい。
末筆ながら溺れた男子高校生の回復をお祈り致します。
2019年の主なプール事故は、
プール監視員の道 > プール監視の事故と歴史 > 水難事故の発生件数
>
2019年(令和元年)プール事故事例の一覧
- 関連記事
-
お役にたてましたなら、応援お願いします。
コメント