遊園地プールにて女児が溺れ意識不明の重体 熊本県荒尾市

 2019年8月5日午後4時25分ごろ、
 熊本県荒尾市の遊園地「グリーンランド」内のプール「ウオーターパーク」の造波プールにおいて、5歳ぐらいの女児がプールの底に沈んでいる状態で発見され、心肺停止の状態で病院に搬送。意識不明の重体となるプール事故が発生しました。
 ・・・2019年8月19日追記・・・
 8月18日、女児は治療を受けていた病院で死亡しました。
・発生日時
 2019年8月5日午後4時25分ごろ、
・発生場所
 熊本県荒尾市下井手の遊園地「グリーンランド」内のプール「ウオーターパーク」
・プールの概要及び状況
 最大1メートルの人工波を作り出す造波プール(波のプール)
 最深部で1.3~1.4メートル。
・監視体制
 常駐の監視員が監視
 事故当時3名の監視員が監視(8月7日 追記)
・要救助者
 5歳ぐらいの女児
・容体・事故概要
 波のでるプールの底に沈んでいる女児を遊泳客の男性が発見し救助。
 救急隊が駆け付けた際、女児は心肺停止状態で病院に搬送されたが意識不明の重体。
 8月18日、女児は治療を受けていた病院で死亡しました(8月19日 追記)
・その他(8月7日 追記)
 監視員の増員。来園者の多い8月18日まで波を出さない。有料で貸し出ししていた子供用の腕に付ける浮き輪を無料にするなど安全対策を強化して8月7日より営業を再開。

 事故があったのは最大波1メートルを作ることができる造波プール。
 プール監視の経験上、造波プールでは発生した波により通常のプールと比較して水面への死角が大きく監視の目が行き届き難いプールです。
 また、遊泳者や浮輪等の浮遊物の動きが大きいため、プール監視行為に十分に慣れていないと溺水事故に繋がる異常が発生した場合にも見落とし易く、プールの中(底)についても水面が動くことで見通しが悪いため、プール監視行為の難しいプールの一つです。

 報道された内容からでは、事故原因やプールの監視体制などはわかりませんが、事故防止を図る上でプールの形状。特性を踏まえ、事故の恐れが大きいところに監視員配置する。
 事故の危険が特に大きい箇所の監視員については、事故に至る経緯や原因等を監視員に十分理解させるなど、可能な限り事故防止と事故発生時の早期発見と対処を図りことが大切です。
 
 末筆ながら溺れた女児の回復をお祈り致します。

 2019年の主なプール事故は、
 プール監視員の道 > プール監視の事故と歴史 > 水難事故の発生件数
 > 2019年(令和元年)プール事故事例の一覧
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