救急業務現場到着所要時間が8.7分。出動件数・搬送人員とも過去最多 平成30年版救急・救助の現況

救急自動車到着時間と病院収容時間、救急出動件数の推移

 2019年12月26日 総務省消防庁は「平成30年版 救急・救助の現況」を公表。

 平成30年中(2019年中)
 ・救急出動件数     660万8,341件 (前年比4.1%増 過去最多)
 ・搬送人員        596万295人 (前年比3.9%増 過去最多)
 ・消防防災ヘリコプター 3,128件 (前年比7.1%減 ) 
 救急自動車による
 現場到着所要時間 全国平均 8.7分 (前年比+0.1分)
 病院収容所要時間 全国平均39.5分 (前年比+0.2分)

 平成30年中における各内訳

 ・救急出動件数    660万8,341件 (前年比4.1%増 過去最多)
 ・搬送人員      596万2,613人 (前年比3.9%増 過去最多)

 ・救助出動件数   9万7,429件 (前年増5.5%)
 ・救助活動件数   6万1,507件 (前年増9.2%)
 ・救助人員     6万3,836人 (前年増10.7%)

 バイスタンダー等による救命措置の実施数
 ・心肺蘇生を実施した傷病者数 1万4,965人
  ・内除細動(AED)を実施した傷病者数 1,254人

 以上となりました。

 救急出動件数・搬送人員ともに前年対比で約4%と大きく増加しました。

 これまで出動等の件数増加にありながらも、尽力により長らく現場到着所要時間(全国平均)8.6分、病院収容所要時間(全国平均)39.3分を維持していました。

 しかし、ついに平成30年中(2019年中)で現場到着所要時間(全国平均)8.7分、病院収容所要時間(全国平均)39.5分と伸びる結果となりました。

 出動件数の増加は、避けられない社会の流れの一つ。

 救助等活動が真に必要となる者に少しでも早く届くよう、不適切な利用は行わないことは当然として、

 避けられない救急等の到着時間の延びに対して、居合わせた一般の方による救護活動(バイスタンダーによる救護)がより多く行われる社会が求められています。


 詳しくは、外部リンク:消防庁>報道発表

 >「令和元年版 救急・救助の現況」の公表(令和元年12月26日)
https://www.fdma.go.jp/
pressrelease/houdou/items/
04604300341cd830d8988c15671cf26934e87832.pdf




救急車の到着時間と出動件数、病院収容時間の推移については、

警備員の道 > 警備員の講師を目指す > 警備員教育内容 > 心肺蘇生法の手順

 > 救急車の到着時間と蘇生率
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