脳・心臓疾患の労災認定基準が改正。長時間労働だけでなく連続勤務や勤務間のインターバルも評価に。

 2021年9月14日 厚生労働省は「脳・心臓疾患の労災認定基準」を改正。
 脳・心臓疾患の労災認定基準における業務の過重性の評価に・休日のない連続勤務・勤務間インターバルが短い勤務・心理的負荷を伴う業務・身体的負荷を伴う業務等を追加しました。
 また、短期間の過重業務・異常な出来事等が認定基準に追加されました。

 厚生労働省はいわゆる長時間労働における脳・心臓疾患に関する労災認定基準を改正し、当日付けにて都道府県労働局長宛てに通知行いました。
 改正のポイントは、
 ・長期間の過重業務の評価に当たり、労働時間と労働時間以外の負荷要因を総合評価して労災認定することを明確化
 ・長期間の過重業務、短期間の過重業務の労働時間以外の負荷要因を見直し
 ・短期間の過重業務、異常な出来事の業務と発症との関連性が強いと判断できる場合を明確化
 ・対象疾病に「重篤な心不全」を追加


 管理人の所感ながら、警備業では未だ長時間労働に関する意識が低いだけでなく、夜勤・短時間勤務など不規則な勤務。日勤夜勤への連勤。ローテーションにおける勤務間が短いなど、勤務間のインターバルが考慮されていないなどが往々にしてあるのではないでしょうか?
 本件の改正では、単純に長時間労働での労災認定だけでなく、時間労働が基準に至らない場合でも状況なども含めるものとなり、労働者への実際の負担がより正しく評価されるものへとなりました。

 これまで勤務ローテーションの作成等にあたり、勤務間インターバルという単語を初めて耳にする。勤務間のインターバルや連続勤務日数などを考慮していないなどの運用は、既に時代錯誤であり早期に改善が必要であることを認識しなければなりません。

 日勤だけでなく夜勤等のローテーション。9時間8時間実務にという就業では難しい警備業特有の事情はあります。
 しかし、人材面で警備が他の業種を肩を並べるためには、客観的に見て無理のない勤務形態へと転換が迫られています。

 改正内容について詳しくは、
 厚生労働省 > 報道・広報 > 報道発表資料 > 2021年9月
 > 脳・心臓疾患の労災認定基準を改正しました
 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21017.html
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Re:

情報提供、ありがとうございます。
とても酷い事故がありましたね。道路上で作業する以上、何時巻き込まれてもおかしくない恐ろしい事故です。今後、追加で詳細が報道されました当サイトへの掲載も検討しております。
今はお亡くなりになった警備員のご冥福をお祈りしたいと思います。

No title

お疲れ様です(ご無沙汰しておりました)。
自分が(20年以上も勤めた)警備員を辞めるきっかけとなったのが、当時の直属の上司が心筋梗塞で急逝した事です。
長年にわたる超過勤務によるものだろうと思うのですが、余りに常態化しすぎて誰も(自分も含めて)気にしなかったようにも思います。
他の業種と決定的な違いとして、「ポスト数の充足」が絶対条件である事…これが避けて通れません。
一人分の穴は、他の一人を突っ込む以外に埋める方法が有りません。
…余剰人員を潤沢に抱え込む以外に、何か良い方策が有れば良いのでしょうけど。

Re: No title

猫乃介さん、こんにちは。
>長年にわたる超過勤務によるものだろう
私のところでも似たような事案がありましたよ。くも膜下出血か脳卒中だか頭の病気だったと思います。
同じく一部の警備員の超過勤務が常態化して間隔がマヒし、誰も長時間との関連性や労災事案へと展開されることなく済まされていたように思います。
会社だけでなく警備員双方が長時間労働に関する意識が低い。長時間労働(残業)ありきの低い賃金ベース。
>…余剰人員を潤沢に抱え込む
警備業がこれを可能な企業体制へと賃金ベースが昇格し、人員に余裕をもったものとなるしか解決策が無いのでしょうね。困った問題です。
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