2022/02/02
2022年1月30日午後8時ごろ
・発生場所
埼玉県越谷市増林の市民プール
・プールの概要及び状況
遊泳と歩行コース全8レーン25メートルプール。水深100~120cm
・監視体制
監視員3名が監視
・要救助者
50代女性
・容体・事故概要
休憩時間でプールから出るよう場内放送が流れた際、監視員が水深1メートルの歩行コースにて水面に顔をつけて手足をバタバタと動かしている女性を発見し救助。
意識はなく呼吸がわずかにあったため、自動体外式除細動器(AED)を使用して電気ショック必要なしと診断されたため、職員が心臓マッサージを実施。
駆けつけた救急隊に病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。
プールは新型コロナウイルス感染防止のため1日4回制(最大40人まで)。事故当時は約15人が利用していた。
新型コロナウイルス感染症の拡大以降、プールの利用では感染拡大時期の休業。その後も混雑を避けるため利用者の制限等が行われたことで事故も減少。
2021年(令和3年)では当方が知る範囲でプールにおける重大事故の報道はありませんでした。
本件の事故では、基礎疾患の有無や死因は非公表となっているため、死亡の直接原因は溺水ではないかも知れません。
しかし、直接の死因ではなくても、プールという環境において発作等があった場合には事態がより深刻なることを感じさせられます。
末筆ながら亡くなった女性のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
2022年の主なプール事故は、
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