ロードローラー車の下敷きなり男性警備員が死亡 北海道江別市

 2023年3月6日午後5時半ごろ、北海道江別市元江別の道路舗装の工事現場において、バックしてきたロードローラーにひかれ男性警備員(61歳)が死亡する事故が発生しました。
 2023年も既に10月ですが、本年は警備員の業務中における死亡事故の報道を度々目にすることがあり、機会が多かったことから注意喚起にとして既に発生した事故を順に取り上げることとしました。
 現時点で報道により取り上げられ当管理人が把握している主な事故は8件。その内に1件目の事故です。

・発生日時
 2023年3月6日午後5時半ごろ
・発生場所
 北海道江別市元江別の道道
・被災者
 男性警備員 60歳
・警備業務の内容
 道路舗装工事での通行車両の交通誘導業務
・事故の概要
 死亡した警備員は、コーンで囲われたロードローラーの作業エリアの外側において通行車両の誘導にあたっていたが、何らかの理由で作業エリアの内側に入り、バックしてきたロードローラーにひかれた。
 ひかれた警備員は全身を強く打ち、病院で死亡が確認された。
 ロードローラーの運転手は、「まったく気づかなかった」と話している。

 事故原因などの詳細は報道内容で明らかになっていません。
 しかし、所感ながら舗装工事において作業エリアを囲った時のロードローラーは、作業を効率よく行うため移動速度が非常に速いことが多くあります。
 また、屋外での喧騒や工事に伴う騒音等により安全確認は視覚情報のみとなり、特にバックでの移動では運転手の確認不足や死角等で見落された可能性が考えられます。
 警備員がどのような事情で作業エリアに立ち入ったかは定かではありません。しかし、立ち入る際には運転手や現場監督等と先に連絡を取る。緊急時であったならば、携帯している警笛を吹くなどして運転手に異常を知らせた後に作業エリアに立ち入るなどの行動が事故防止となるかと思います。

 末筆ながら、亡くなった警備員のご冥福をお祈り致します。


 警備員の労災事故等については、
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