現金輸送車富山での事件の風潮

 平成22年11月10日、駐車場に止めた警備会社の現金輸送車から現金約2700万円が盗まれる被害がりました。
 警備会社は「ホクタテ」の警備員がショッピングセンターの駐車場にワゴン車を止め、ATMに補充する現金を運び込んでいたところ、車内に置いてあった現金約2700万円入りの袋がなくなっているのに気付いたとの内容でした。
 警備会社が業務をしていて事件が起きたことについては、管理人も残念な気持ちでいっぱいです。
 しかし、何より遺憾なのは、
 一般の方から見ると、何の疑問を持たず 単に警備員(警備会社)が悪かったから事件が発生しただと認識している人がいることです。 確かに、警備員の不備。警備会社の不備。不祥事による事件があることも事実であり、今回の事件についても真相が究明されるまでわかりません。

 しかし、報道されている内容だけでは判断できないことであり、
 まして、「車両から警備員が離れることがいけない。」という認識は大きな勘違いがあります。
 ↑実際、管理人が報道をみた人から言われました。

 警備員を2名で業務を行うか、3名で行うか。
 常に警備員を車両に待機させることに重点を置くか。作業時の警備に重点を置くか。
 これらは警備計画によるものです。

 警備員を増やすことは、より防犯性を高めます。
 しかし、その分警備料金が高くなり依頼者の負担が大きいものとなります。
 警備実施では、地域の犯罪発生状況。犯罪の内容。
 これらに加え、運搬物の価値を考慮し、依頼者が納得できる価格が揃って警備が行われています。

 事件が起きないことを求めることは当然です。
 しかし、依頼側も警備会社も民間企業であり限られた資本で競争を行っていることを念頭に考えてもらいたいものです。

 そうはいっても事件発生が地域に与える影響大きいものがあります。
 治安維持の観点から現金輸送車等の目立つ警備業務では、十分な防犯が図られるように助成金等の支援を依頼者の金融機関や、現金輸送車を維持する警備会社にお願いしたいものです。
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