交通誘導中の警備員が大型トラック誘導中にひかれ死亡 札幌市白石区

 2023年7月10日午前9時15分ごろ、札幌市白石区の建設現場において、交通誘導をしていた男性警備員(73歳)が大型トラックにひかれ死亡しました。
 前回に続き本年に報道された警備員の死亡事故の内、6件目の事故です。
・発生日時
 2023年7月10日午前15分ごろ
・発生場所
 札幌市白石区米里3条2丁目の物流倉庫の建設現場
・被災者
 男性警備員 73歳
・事故の概要
 被災した警備員は、建築中の物流倉庫の出入口にて、工事車両の出入誘導。歩行者等の交通誘導警備を実施。
 大型トラック(14トン)が道路から敷地内にバックで入る際に後退誘導を実施していたが、歩道と縁石の段差を解消する角材がずれたため、運転手に声掛けせずに角材を動かした。
 その後、トラックに背を向けた状態で周囲の安全確認を実施していたところ、トラックが後退して警備員を轢いた。
 トラック運転者はバックミラーから警備員がの姿が見えなくなったため、車両後方に居ないものと判断して後退した。
 男性警備員は、一時タイヤの下敷きになり病院に運ばれましたが死亡しました。
 警察はトラックの運転手を過失運転致傷で現行犯逮捕し、事故の状況を詳しく調べています。

 大型車など死角の多い車両の後退誘導においては、運転手から視認できる位置で誘導を行うだけでなく、特異の行動をとる場合には事前に運転手との意思確認を取ることが重要です。

 末筆ながら、亡くなった警備員のご冥福をお祈り致します。

 警備員の労災事故等については、
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 > 警備員の死亡労災事故(重大事故)事例
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