APEC会場警備員がナイフ所持逮捕事件の経緯について

 先日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の会場で警備員が違法にナイフを所持していたとして逮捕される事件がありました。この事件に関し、APECという社会的に重要な場面で、ましてその警備を行う警備員側に不法行為があったことは非常に大きな問題です。
 落胆した同業者。
 問題となった警備会社を批判する方も多いでしょう。とある警備員指導教育責任者も、警備業界の信用低下をまねく事件であり、大変遺憾に思うところです。
 しかし、この事件を管理・指導側からみるとナイフ収集という趣味に起因するものであり、予見はかなり難しかったのではないかと思います。
 ナイフだけでなく、取り扱いを誤ると刑罰法令に抵触する物を趣味にする者は多く、所持携帯等の法令に抵触する行為の前例がある者に対しては周囲が注意を払うことができます。
 しかし、周囲に趣味が顕在化していない者ではその発見は難しく、本人の道徳感等の主観に依存する形となります。
 最大の問題は、個々人の意識にあり、
 この意識改革は常に企業(指導・管理側)の難題の一つですね。
 不祥事とならぬよう、現場の警備員だけでなく、指導・管理側ともに襟を正し、意識改革をすすめなければいけませんね。
 言うわ簡単ですけど、本当に難しい難題です。
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コメント

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こまったものでなかなかなくなりませんね。つい先だっても、警察から街なかのパトロールを委託された警備員がパトロール中に万引きし、現行犯逮捕なんて配信されていましたね。逮捕された宮崎市の62歳男性警備員、パトロール中に市内のデパートで発泡酒2本などを万引きし、店の警備員に取り押さえられたとか何とも恥ずかしいというか同業者として情けない。「安全安心パトロール隊員」が聞いて呆れます。これだから我々の地位が向上しない。現任警備員に対しても教育や資格が整備されてきてはおりますが、そろそろ警備員になろうとする者への対策も必要ではないでしょうか。丁度、法の見直し時期でもありますし公的な採用試験というか考査というか『やる事ないから警備でもするかぁ』的な考えでは勤まらない業界という制度整備が急務かと思います。
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