警備員の犯罪件数

警備保障新聞の「警備員の犯罪多発を憂う」という見出しの社説に目が留まりました。

全国の犯罪認知件数が減少のなか、警備員の犯罪は減少していないようです。
平成17年の警備業法改正により、
規制の強化。資格者の義務化。
教育の強化等により向上が目指されました。

この警備業関係者としては徐々にではありますが、低品質低価格業者の淘汰。
資格者配置の義務化により、一定の知識を有する資格者の比率が増え、質の向上傾向にあると実感していただけに、この記事のショックは大きいです。

改めて、警備業の改善は先が長いと感じる今日この頃です。めげずにがんばろう。

警備員の犯罪状況(警備保障新聞記事からの抜粋)
・平成17年 775件
・平成18年 629件
・平成19年 791件
・平成20年 786件
・平成21年 874件
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コメント

No title

正直な話、むべなるかなといった印象です。
雇用条件が悪すぎて、他業種を選べる人はそちらに就きますから。
警備に集まるのは、他では採って貰えなかった人ばかり。
もちろん警備員が犯罪などと、あってはならないことです。
でも現実に警備に携わっているのは
「他の仕事に就けなかったからやむなく」という人が大半。
プロ意識など望むべくもありません。
人並みの生活をするのに厳しい収入しかなければ、
むしろこうならないほうが不思議と言いますか。
職に特化した資格を持つ人間が他業種の新人バイトにも
劣る時給しか貰えないなんて、他では聞いたことがありません。
安かろう悪かろうの警備会社の淘汰はもちろんですが、
日本人の「安全はタダ」という意識が覆り、
警備にも相応のコストが割かれて給与に反映されなければ
この状態は改善されないでしょうね。

No title

警備員の数は50万人ともいわれている.この中に1000人の犯罪を犯すかも知れない人がいると0.2%.1000人の警備員を抱える会社には2人の犯罪を犯すかも知れない人がいることになる.会社が正社員と認める態度.警備業が接客商売であるとの自覚を持って教育する.それと,誰が見てもあいつは誰が採用したんだという人がいますね.犯罪する人の資質も否めませんが社員の環境整備でしょう.余談ですが,警備員二名を発見,一名は現場監視員で歩行者が前を通っても現場監視を止めません.一名は,歩行者に声をかけ作業者に声をかけ忙しく動き回っていました.現場監視員の前を通ろうとしたとき,いきなり大きなあくび.現場監視ご苦労さん,結局は会社なんだな原因は!!
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